令和4年11月6日(日)~12月4日(日)にかけて、キャンパス・コンソーシアム函館(CCH)主催の合同研究発表会「HAKODATEアカデミックリンク2022」がオンラインで開催されました。
HAKODATEアカデミックリンクとは、函館市内8高等教育機関の学生が一堂に会し、普段研究している内容や成果などをポスター展示や実演などによって発表し合う合同研究発表会で、毎年行われています。発表内容は、北海道渡島総合振興局や函館市役所をはじめとした、行政、経済界、教育関係者などによって厳正に審査され、優秀な発表をしたチームには賞が与えられます。
今年度は47のブース発表と11のステージ発表がウェブ上でおこなわれ、本学函館校からは5チームが出展しました。そのうち、以下の「函館のオシラサマ信仰の民俗誌・保存プロジェクトチーム(村田敦郎教授担当地域プロジェクト)」の研究成果が優秀と認められ、審査員特別賞を受賞しました。
○発表題目(チーム名)(チーム員)
『函館におけるオシラサマ信仰の現在』
(函館のオシラサマ信仰の民俗誌・保存プロジェクトチーム)
(中居美穂/駒木希奏/下山昂大/鳴海麗/藤田月夜)
《受賞コメント》
この度は、審査員特別賞を頂き誠にありがとうございます。プロジェクトを進めるにあたりご指導いただいた先生、フィールドワークでインタビューにご協力頂いた地域の皆様、函館市教育委員会の皆様、地域の宗教関係者の皆様に感謝申し上げます。
本プロジェクトを通して知られざるオシラサマの伝統文化に触れることができました。私たち学生自らの手で函館の民俗文化であるオシラサマ信仰の現状を調査し記録することで、発見や考える楽しさを知ることができました。
調査を通して「オシラサマ信仰」が衰退していることが明らかになったのは残念でしたが、少人数ではあるものの伝統を守っている方が今もいらっしゃいます。道南と東北の文化を繋ぐオシラサマをこれからも引き続き調査・記録していきたいと思います。