令和4年11月8日(火)の皆既月食は、442年ぶりに惑星食(天王星食)と重なったこともあり、大きな注目を浴びました。本学釧路校では、この天体ショーに合わせて地学研究室・天文部と北海道中標津高等学校(以下、中標津高校)天文研究会による合同観測・観望会を開催しました。
【以下、観測・観望会の様子】
観測・観望会は新型コロナウイルス感染症対策のため、会場を釧路校7階屋上と8階天体観測室の天文ドーム内の2ヶ所に分けて開催しました。
7階屋上では17時半頃から釧路校天文部員6名による天体望遠鏡の設置が始まり、その後、2名の追加参加を得て、18時過ぎから観測・観望が始まりました。さらに途中から中標津高校天文研究会の顧問の先生と会員の生徒が加わり、活動の様子を見学しました(写真1)。
その後、中標津高校天文研究会一行は天文ドーム内に移動し、当校地学研究室の松原尚志教授の指導の下、ドーム内の赤道儀に同架してある天体望遠鏡を用いて、皆既月食の写真撮影にチャレンジしました(写真2)。
気温が低い中、観測・観望会は22時過ぎまでの長丁場となりましたが、天気にも恵まれ、月食の全過程(写真3,4)に加え、皆既食直後に起こった天王星食も観測することができました。