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附属学校(園)


保護者と地域で創りあげる「総合的な学習の時間」

 附属釧路義務教育学校後期課程は、平成10年の「総合的な学習の時間」の創設期より、探究的な学習サイクルを基盤とした学習を研究してきました。3年前からは、義務教育学校への移行を見据え、9ヵ年を見通した指導計画を再構築し、キャリア教育の視点を重視した内容にシフトしています。

 今年度、後期課程3ヵ年の未来型の完成形が実践されました。7学年は、釧路市内の北大通りを調査対象とし、そこで商売をしている人々や街行く人にインタビューしながら課題を見出す「くしろ再発見」。8学年は、釧路で活躍する人々にインタビューしながら、釧路のよさを見つめ直す「くしろパワーアクション」。9学年は、釧路の課題解決に向け、企画や構想を市民に発信する「くしろマスタープラン」の3展開として、『地域学』を中心に据えた新たな「総合的な学習の時間」を発信していきます。
 前期課程の「身近な自然」をフィールドとする探究サイクル「くしろ学」から、後期課程は、地域で活躍する人々から学び、地域を見つめ直し、地域へ発信するマスタープランへの一連の学習プログラムとなっています。コロナ禍により、計画内容の一部変更等を余儀なくされた点もありますが、未来の社会の形成者として、生徒が何事にも当事者意識を持つことに主眼をおいて、取り組みを推進しています。

 今後さらに、保護者をはじめ、多くの地域の人々と関わり、地域で創りあげる「総合的な学習の時間」を目指していきます。

7学年:くしろ再発見サミット

8学年:くしろパワーアクションフォーラム

9学年:くしろマスタープランシンポジウム

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