片 岡 繁 雄(かたおか しげお)氏
(享年81歳)
本学名誉教授、元旭川分校教授 片岡 繁雄 氏は令和3年2月17日に逝去されました。
同氏は、昭和47年4月に文部教官北海道教育大学養護教諭養成所助教授として採用された後、旭川分校に配置換えととなり、昭和59年4月同分校教授に昇任されました。平成17年3月に定年により退職し、同時に北海道教育大学名誉教授の称号を授与されました。
この間、同氏は、学校保健学を専門分野とし、学校保健の客観的、数量的な評価法の確立を目的とした研究や学校保健安全計画に関する研究に取り組み、「学校保健研究」等において数多くの論文を発表するとともに、社会福祉学の研究法に新たな手法を確立するなど、多くの成果を残されました。また、多くの学会に所属され、特に、日本スポーツ整復療法学会にて、我が国の少子高齢社会におけるライフスタイルとスポーツ・健康に関する研究の発展に大きく貢献しました。
以上のように、同氏は多年にわたり学生の教育・指導に努め、優秀な人材を多数育成するとともに、研究者として着実な業績を上げ学術の振興に寄与し、本学及び教育界の発展に大きく貢献しました。
その充実・発展のために尽力した功績により令和元年5月21日に瑞宝中綬章を授与されました。
ここに、故人を偲び哀悼の意を表します。