令和2年10月30日(金)、北海道教育委員会教育長の小玉俊宏氏をお招きし、「北海道教育大学に期待される研究について」と題して講演いただきました。
北海道教育委員会と本学の従来からの協力関係をより一層発展させるため、令和元年度に包括的な連携協定を締結し、北海道の教育及び本学における教育・研究の充実に連携して取り組むこととなりました。今回は、北海道における教員養成の拠点として学校現場の課題解決に資する研究を推進する本学に対し、教育委員会が期待することについて講演をいただきました。
開会にあたり、蛇穴治夫学長より挨拶があった後、横山吉樹理事より本学の研究についての説明がありました。
小玉教育長のご講演では、地域経済の活性化に取り組んでこられたご経験を交えながら、幅広い世代の中で価値観を共有することの重要性や、その価値観に沿った教育が重要であるということをお話しいただきました。また、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の事例を示し、孤独や不登校などの問題を抱えた子どもたちとどう向き合うかという課題への探究が必要とのご示唆をいただき、講演会は盛況のうちに終了となりました。
本講演は、PD活動(Professional Development=大学教職員の資質向上)の一環として行われ、メイン会場である札幌駅前サテライトのほか、新型コロナウイルス感染症対策として、双方向遠隔授業システムやZoom等のオンラインを利用して各キャンパスに配信し、130名以上が参加しました。