野 村 信 夫（のむら のぶお）氏
（享年88歳）
元旭川分校事務長 野村 信夫 氏は令和2年1月2日に逝去されました。
同氏は、昭和6年3月30日北海道に生まれ、昭和23年3月北海道庁立空知農業学校を卒業後、北海道拓殖銀行岩見沢支店等での勤務を経て、昭和27年8月北海道学芸大学に雇4級として採用されました。昭和32年8月に事務員を命ぜられ、昭和34年9月文部事務官に任官され、昭和36年7月北海道学芸大学岩見沢分校図書係長に昇任、昭和49年4月同大学教育学部札幌分校事務長補佐に昇任、昭和54年4月同大学附属図書館事務長に昇任し、昭和61年10月同大学教育学部旭川分校事務長に配置換後、平成3年3月定年により退職されました。
この間、同氏は永きにわたり文部行政事務に携わり、特に最後に勤められた旭川分校事務長としては、新課程の設置、免許法の改定、入試制度の改変、国際交流の推進等、通常のスケジュールには入らないような諸問題への対応のため業務量が増大する中、旭川校事務職員を統括する立場として分校の運営に尽力されました。
以上のように、同人は豊富な知識と経験、卓越した識見及び責任感ある指導力をもって、国立大学の教育行政に努め、その充実・発展のために尽力した功績により令和2年1月2日に瑞宝双綬章を授与されました。
ここに、故人を偲び哀悼の意を表します。