平成31年1月17日(木)、本学基金修学支援事業に多大なご支援をいただいた柴田とし子様(静岡県伊東市在住)を訪問し、蛇穴学長から感謝状を贈呈しました。
平成30年12月、柴田とし子様から、経済的に苦労している学生を支援したいとの申し出があり、1,500万円のご寄附をいただきました。寄附申し出の際には、柴田とし子様の夫であり、北海道札幌師範学校(現本学札幌校)を卒業された(故)柴田學氏のご遺志でもあるとのお話を伺い、その篤志に対し深い感謝の意を表することとしました。
學氏は、北海道札幌師範学校を昭和11年に卒業し、小樽の小学校に奉職、その後、当時の三菱美唄炭鉱に転職し、その後三菱セメント(株)でご活躍されました。一方で、學氏はお忙しい仕事の傍ら親戚の子どもたちの勉強をサポートし、国立大学に入学させるなど教育に大変熱心であり、それは退職後も続けられました。また、生前から教員養成大学である母校学生を支援したいとの思いを話されていたとのことでした。柴田とし子様は、學氏が亡くなられた後も、學氏が考えていた本学学生に対する支援を思い、その意思を引き継ぎ、まわりの方々のサポートもあって、今回本学基金への寄附を実現できたことを大変喜ばれていました。
蛇穴学長からは、これからの日本において教育の充実は大変重要であり、それを担う教員を目指す学生への支援は大変有り難く思うとともに、基金からの奨学金授与者にはお二人の思いを伝えたいと述べました。
最後に本学基金修学支援事業へのご寄附に対しあらためて感謝の意を述べ、感謝状の贈呈を終えました。