文部科学省と日本学生支援機構及び民間企業が連携して実施する「平成30年度後期(第9期)官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~」に函館校地域協働専攻国際協働グループ4年の佐野 晃さんが採択されました。
このプログラムは、8日以上の海外留学をして、現地でボランティアやインターンシップ等の実践活動を行う学生を支援する制度です。審査にあたっては、全国多数の応募者の中から1次審査である書類審査と2次審査である文部科学省との面接を経て採択者が決定されるもので、本学学生で初の採択者となりました。
このことにより、佐野さんはロシアのヴィトゥスベーリング記念カムチャッカ国立大学への10ヶ月間に及ぶ海外留学の支援を受けることになります。
平成30年7月10日(火)、後藤キャンパス長から佐野さんへ決定が通知され、続いて、佐野さん、指導教員である佐藤香織講師、同ゼミの学生と懇談を行いました。
また、7月29日(日)に文部科学省で第9期生壮行会が開催され、佐野さんが出席しました。佐野さんは、「現在、日本社会の国際化が進む中で、多文化共生という異なる国の人々が共存する社会が指向されている一方、実際は様々な場所で摩擦が生まれています。日本では「周囲と同じでなければならない」という空気感が社会を覆っているように感じますが、今後は、「多様な価値観が世界には存在している」という現実を理解する必要性が高まっていくと思います。今回の留学では、言語の習熟だけでなく、自分とは異なるものを受け入れる寛容さを身に付けることができればと願っています。」と抱負を語りました。