平成26年12月23日(火)から29日(月)にかけての7日間、幌内自然体験学習研究施設において、「ふくしまキッズ」を実施しました。岩見沢校では、これまでも春・夏・冬の休業期間中に、原子力発電所の事故によって外遊びが制限されている福島県在住の児童生徒を対象に、自然遊びを中心とした活動に取り組んできました。今回も、30人ほどの福島県の子ども達を招き、地元の岩見沢・夕張・三笠の子ども達10人ほどと一緒に雪遊びを満喫してもらいました。
子ども達や保護者の方のお話を伺うと、福島では不安な毎日を過ごしつつも、それを口にすることもはばかられ、水や食べ物も安全を確認しつつの毎日だが、そういうことを考えずに過ごせる時間自体がとても嬉しいとのことで、まだまだ私達にできることはあるという印象でした。
スタッフは、岩見沢校の卒業生や学生を中心に、他キャンパスや他大学の学生で構成され、学生中心の運営であることが大きな特徴となっています。自然体験教育を学ぶ学生が多いので、学生が遊びながらも自然について考えたり学んだりできるように、そして、自然から大きな負のインパクトを受けた子ども達が自然と切り離された人生を送らないように、との願いを込めて活動を行っています。