附属学校ニュース
 ■ 函館 ■
附属特別支援学校高等部が
北海道大野農業高等学校と交流学習を実施

 平成24年5月24日(木)、7月12日(木)、附属特別支援学校高等部が北海道大野農業高等学校と交流学習を実施しました。
 大野農業高校との交流学習は、30年ほど前に大野農業高校において野菜や果物の収穫を一緒に行うことから始まりました。現在は、農作業を通して協力して働くことの喜びを味わうとともに、同年代の高校生といろいろなかかわり合いをもち、共に収穫した作物に感謝しながら会食することを目的として、毎年3回の交流学習を実施しています。
 本年度は、事前学習として大野農業高校の生徒に、自閉症の人の優れたところや苦手にしているところ、「こうすれば交流でうまくいくかも…」などの話を具体的に伝えてから交流学習を実施しました。
 1回目(5月24日)では、1年生は枝豆のポット入れ、2年生はトウモロコシの種植え、3年生がジャガイモの種植えと、3班に分かれて行いました。ジャガイモ班では、うねにじゃがいもを植える場所を示すために等間隔で赤い線が描かれているロープが張ってあるという素晴らしい配慮がなされていました。さらに事前学習の時間に説明した指さしや模倣で、種芋を土の上に置く、次に土をかけるよう具体的な支援もしていただきました。
 2回目(7月12日)は、本校にてコースターなどを作る作業学習を一緒に行い、9月に行う3回目では、1回目で種植えした枝豆やトウモロコシ、ジャガイモを大野農業高校で調理して試食する予定です。
 交流学習を通して同年代の人と一緒に活動することは、本校の生徒にとって貴重な体験となるとともに、将来地域で暮らす際は、同年代の人から支援を受けることが多くなるため、今回のように本校生徒のことを理解していただける機会があるのは大変喜ばしいことです。


ジャガイモ種植えの様子

縫工作業でコースター作り


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