全学ニュース
へき地・小規模校教育フォーラム
~卒業後にふり返る「へき地校体験実習」~を開催

 平成24年3月3日(土)、学校・地域教育研究支援センターへき地教育研究支援部門は、へき地・小規模校教育フォーラム~卒業後にふり返る「へき地校体験実習」~を北海道立道民活動センター(かでる2.7)で開催し、本学の学生や卒業生、教員ら35人が参加しました。
 このフォーラムは、平成18年度から開設している「へき地校体験実習」を受講し、現在、北海道内各地の教育現場で活躍している卒業生から、「へき地校体験実習」の受講経験が現在の教育実践にどのように活きているのかを発表してもらい、実習の成果や今後の課題を明らかにすることを目指したものです。
 眞田雄三センター長の開会挨拶の後、第 I 部は札幌校、旭川校、釧路校、岩見沢校の卒業生4人が、「へき地校体験実習」で学んだ学校と地域との関係、小規模校と中・大規模校における人間関係や学習環境の違い、子どもたちとのふれあいで考えたことなどが発表されました。
 第 II 部のパネルディスカッションでは、実習を受入れている波多野伸一校長(鹿追町立笹川小学校)から「コーディネーター能力を持つ教師であれ」とのコメントをふまえ、今後の「へき地校体験実習」の充実に向けて、へき地・小規模校に対する学生の興味や期待に応える授業をどう作り上げていくか、また、充実した実習期間となるように受け入れ校との連携をどのように図るかなどについて、会場を交えた活発な意見交換が行われ、盛会のうちに終了しました。
 本学は、へき地指定の小・中学校が約4割、複式学級を有する小・中学校が2割を占める北海道の実情を勘案し、へき地・小規模校教育を担う教員の養成と、現職教員の研修への支援を学校・地域教育研究支援センターへき地教育研究支援部門を中心に鋭意進めており、これらの取り組みに対して、地域から大きな期待が寄せられています。

眞田センター長の開会の挨拶
眞田センター長の開会の挨拶
卒業生の発表の様子
卒業生の発表の様子
パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子
(総務課)


[TOP] [CONTENTS]