平成24年3月8日(木)、人権委員会の主催で、TV会議システムで5キャンパスを結び、アカデミック・ハラスメントに関する講演会を開催しました。
この講演会は、大学特有のハラスメントであるアカデミック・ハラスメントについて、職員の知識・理解を深めることにより、良好な就学・職場環境を維持することを目的とし、北海道大学大学院工学研究院応用物理学部門准教授であり、かつ特定非営利活動法人NAAHの副代表理事を務める土家琢磨氏を講師に招き実施したものです。
講演は、「アカデミック・ハラスメント その理解と対応(入門編)」と題し行われ、まず、『アカデミック・ハラスメントの理解』として、アカデミック・ハラスメントとは何か、なぜ今取り上げられているのか等について、事例を交えながらの説明がありました。その後、DVDを用いながら、実際の被害者および加害者の立場について、また、アカデミック・ハラスメントの解決方法についてお話がありました。次に、『組織としてのアカデミック・ハラスメント対策』について、これまでの大学の取り組み等を参考に、アカハラ対応の留意点について説明があり、今後、本学は組織としてどのような対策を講じるべきかいうことについて、提案もありました。
参加者からは「ハラスメントの原因となるような事例について、具体的な対策を学ぶことができた」等の感想があり、職員にとって大変貴重な講演となりました。
人権委員会では、今後も職員のより高い倫理観・人権意識の維持・向上のため、講演会を含めた様々な取り組みを行っていくこととしております。 |